仕事心理

「サンクコスト効果」で、賢く仕事を進める方法!途中でやめる勇気を得る。

サンクコスト効果

こんな風に悩んだことありませんか?

時間もお金もかけたけど、結局これって無駄だったの?…

途中でやめるのはもったいない気がして、ズルズル引きずっている…

仕事で何かを判断するとき、私たちは多くの場合、これまでにかけた時間やお金、努力に引っ張られてしまいます

この心理現象はサンクコスト効果と呼ばれます。

サンクコストの仕組みを簡単に解説した上で、仕事の現場でこれを活用する具体的な方法をお伝えします!

サンクコストとは?

サンクコストとは、すでに支払ってしまい、取り戻せないコスト(時間、労力、金銭など)のことを指します。

例えば、映画をレンタルした後に「つまらない」と思っても最後まで見るのは、払ったお金を無駄にしたくないから。

これがサンクコスト効果の典型例です。

この心理を正しく利用すれば、仕事でポジティブな影響を生むことができます。

サンクコスト効果を避ける活用法3選

「ゼロベース思考」を実践する

ゼロベース思考とは、「今の状況で最善の選択肢は何か?」を考える思考法です。

過去の選択や努力に囚われず、すべてを白紙に戻して判断します。

例えば、「もし最初からこの仕事を始めるとしたら、同じ判断をするか?」と自問してみてください。

この問いに対して「ノー」と答えた場合は、方向転換を検討するべきです。

ゴールを明確にする

まずは、プロジェクトや仕事の最終的な目標をはっきりさせましょう

サンクコストに囚われると、途中経過にフォーカスしすぎて、目標がぼやけてしまうことがあります。

具体的な目標が設定できていれば、「今やっていることが本当に目標達成に貢献しているのか」を冷静に判断しやすくなります。

過去のコストを「学び」として切り替える

今までかけてきたコストを無駄だと思うと、心理的に辛く感じることがあります。

しかし、過去のコストを「学び」と捉えれば、新たな方向に進む勇気が持てるようになります!

たとえば、失敗したプロジェクトを振り返り、得られたスキルや知識を書き出してみましょう。

それによって「無駄ではなかった」と感じることができ、次の行動に移りやすくなります。

サンクコスト効果を利用する活用法

ここまで努力を思い出し、努力を続ける

例えばプロジェクトが中盤に差し掛かったとき、メンバーのやる気が下がることはよくあります。

このような時に「ここまでの努力」を思い出させることで、再び前に進む力を引き出せます!

例文として使えるフレーズ

  • 「ここまでの準備があるからこそ、この先がうまくいくんです!」
  • 「このプロジェクトにこれだけの時間を費やしてきたんだから、成功させましょう!」

過去の努力や時間を強調することで、「もったいない」という心理をポジティブに変換し、ゴールへ向かうエネルギーに変えるのです!

自分のやる気が下がった時には、過去の自分の努力を思い出しましょう。

まとめ

サンクコスト効果は、ただの心理的バイアスと考えるのはもったいない!

仕事の現場でうまく利用すれば、チームのモチベーションアップやプロジェクトの改善、個人の成長につなげることができます。

大切なのは「過去の努力を認識しつつ、未来の成功につなげる視点を持つこと」。

ぜひ、明日からあなたの職場でも試してみてください!

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

すいの一言

資格などの勉強でも活用できます。

学習時間を記録したり継続日数を教えてくれるアプリもあったりしますよね。

それを使えば、意識しなくても今までにかけてきた努力が見えるのでオススメです!