こんなお悩みありませんか?
「手伝って」と言うと面倒くさがられるのが嫌だ…
イベントの企画の手伝いをお願いしたいけど断られそう…
お願いごとをするとき、「どう頼めばうまくいくんだろう?」と悩みますよね。
このような悩みを抱えているなら、大きめのお願いから始めることで、相手の反応も変わり快く引き受けてくれるようになるかもしれません!
この心理学のテクニック、ドアインザフェイスを日常生活で活用する具体的な方法について解説します。
ドアインザフェイスとは
心理学のテクニック「ドアインザフェイス」は、最初に大きな要求をして断られた後に、より小さな現実的な要求を出すことで、相手に承諾されやすくなる方法です。
似た心理学の効果でフットインザドアがあります。
ドアインザフェイスは、1回の交渉や短期的に協力がほしい時に適しています。
フットインザドアは、長期的な目標やゴールに向けてお願いをする時に適しています。
日常での活用法
家族との家事分担をスムーズに進める場合
家族と家事分担を決める際、最初から「これ全部やって」と言うのは難しいものです。
しかし、次のようにドアインザフェイスを使うと、驚くほど協力的になってくれるかもしれません。
- 1. 大きな要求: 「週4回くらい、夕食後の皿洗いをお願いしたいんだけど、難しいよね?」
- 2. 現実的な要求: 「週に1回だけ手伝ってくれると助かる!」
最初の提案が大きすぎて断られたとしても、その後の提案が「軽く感じる」ため、受け入れてもらいやすくなります。
友人と一緒にイベントを企画する場合
友人やグループで何かを計画する際にも、次のようにこのテクニックを使えば、意外と協力的になってくれることも!
- 1. 大きな要求: 「イベント全体の運営を手伝ってほしいな!」
- 2. 現実的な要求: 「じゃあ、当日だけ受付を手伝ってくれない?」
大きな要求を断ると、相手は少し「申し訳ない」という気持ちになることがあります。
その後の現実的な要求には、相手が罪悪感を軽減するために協力してくれる可能性が高まります。
子どもに勉強や家事を手伝わせる場面
子どもに何かをお願いするとき、最初から小さなことを頼むと「後でやる」と言われてスルーされることもありますよね。
次のように伝えると、意外とスムーズに動いてくれるかもしれません!
- 1. 大きな要求: 「今週末、部屋の掃除とお風呂掃除お願いしたいな」
- 2. 現実的な要求: 「部屋の片づけだけやってくれたら助かるな」
最初の大きな要求に「めんどくさい」と言った後、片づけだけなら「まあ、それくらいなら」と応じる可能性が高まります。
ショッピングの交渉シーン
買い物やフリーマーケットで価格交渉をするときにも、次のようにこのテクニックは使えます。
- 1. 大きな要求: 「この商品、3割引にしてもらえますか?」
- 2. 現実的な要求: 「じゃあ、せめて1割引にできませんか?」
最初に大胆な提案をすると、相手は「それはできない」と言いつつも、2回目の妥当な要求に応じる可能性が高くなります。
友人に引っ越しを手伝ってもらう場合
引っ越しは手伝ってもらうこと自体が大変なお願いです。ここでも次のような段階的なアプローチが効果的です!
- 1. 大きな要求: 「土曜日、引っ越しを手伝ってほしい!」
- 2. 現実的な要求: 「重たい家具を運ぶのだけでも手伝ってくれない?」
「全部」は無理でも、「少しだけなら」という気持ちが引き出せるかもしれません。
趣味のサークルや集まりへの参加依頼
サークル活動やイベントに人を誘うのも、次のようにこのテクニックが役立ちます。
- 1. 大きな要求: 「毎週の活動に参加してほしい!」
- 2. 現実的な要求: 「まずは次の週末だけ顔を出してみない?」
相手は「一度だけなら試してみてもいいかも」と思う可能性が高くなります。
まとめ
ドアインザフェイスは、頼みごとを「段階的に小さく」することで、相手に心理的な負担を与えず、協力を得る効果的な方法です。
ただし、乱用すると相手に不信感を与える可能性もあるので、誠意をもって活用することが大切です。
日常生活で「ちょっとしたお願い」をする場面は多いはず。
この心理学テクニックを使えば、家族や友人、地域の人たちとさらにスムーズな関係を築けるかもしれません!あなたも試してみてくださいね!
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!
すいの一言
普段のお願いはフットインザドア。
ここぞという時はドアインザフェイス。と使い分けられるようになればお願いマスターです!