「しぐさから感情が分かったら、コミュケーションを楽にできるのに、、」と思ったことありませんか?
私たちは日々、多くのコミュニケーションをとりながら生活しています。
その際、言葉で伝えられる情報は全体のほんの一部に過ぎません。
心理学の研究によると、人間のコミュニケーションの多くは「非言語的」な要素、つまり目線、姿勢、手足の動きなどの「しぐさ」によって行われています。
この非言語的なサインを読み取るスキルを身につけることで、相手の感情や考えをより深く理解できるようになります。
今回は「しぐさから分かる心理状態」について、目線や腕、手足、姿勢といったパーツごとに詳しく解説し、日常での活用方法を提案します。
パーツごとにわかる心理状態
目や目線から分かる心理状態
視線の動き
視線の動きは、以下のように心理状態を読み解く手がかりとなります。
- 相手が話をしている最中に目をそらすことが多い場合、不安や緊張を感じている可能性があります。
- 目を頻繁に動かす人は、何か隠したいことがあるか、嘘をついている場合があるとされています。
- 視線をしっかり合わせることができる人は、自信を持ち、相手に対してオープンである可能性が高いです。
瞬きの頻度
瞬きの頻度も、以下のように心理状態を表します。
- ストレスを感じているときや緊張しているとき、瞬きの回数が増える傾向があります。
- リラックスしている場合は、瞬きの頻度が自然で一定です。
瞳孔の変化
瞳孔の大きさは、以下のように感情によって変化します。
- 興味や好奇心を抱いたとき、瞳孔が自然に大きくなることがあります。
- 不安や嫌悪感を感じているときは、瞳孔が小さくなる傾向があります。
腕から分かる心理状態
腕を組む
- 防衛的な心理状態を表している場合が多いです。
- 相手の話に反発心を感じている、または自分を守ろうとしているときに見られます。
しかし、単純に寒いから腕を組む場合もあるため、状況を総合的に判断することが重要です。
腕を下げる
- リラックスしているとき、腕は自然に体の横に垂れ下がることが多いです。
- 無気力や落ち込みを感じている場合も、腕がだらんと下がることがあります。
腕を頻繁に動かす
- エネルギーに満ちた心理状態を反映していることが多いです。
- 興奮している人や、何か伝えたいことがたくさんある人は、腕を大きく使ったジェスチャーをすることがよくあります。
手から分かる心理状態
手を握る、拳を作る
- 怒りや緊張感を表しています
- 拳を強く握りしめている場合、ストレスがピークに達している可能性があります。
手をこする
- 不安や緊張の表れであることが多いです。
- 何か期待感を抱いているときにも見られます。
その場の状況でどちらの反応か確認することが必要です。
手の位置
- 手を口元に持っていくしぐさは、何か考え事をしている、または話をするのをためらっているサインです。
- 一方で、手を広げるしぐさは、相手に対してオープンであることを示します。
足から分かる心理状態
貧乏ゆすり
- 足を揺らす「貧乏ゆすり」は、不安やイライラを感じているときに見られる典型的なしぐさです。
- 退屈している場合にもこの動きが出ることがあります。
足の向き
足の向きは、相手への興味や関心を反映しています。
- 相手に向けて足をしっかりと向けている場合、相手に集中しているサインです。
- 足が別の方向を向いている場合、その場から離れたい、または興味がないことを示唆しています。
足を組む
- 片方の足をもう片方の上に置いている場合、防衛的な心理状態や優位性を感じていることを表すことがあります。
ただし、座り心地を良くするために組んでいる場合もあるため、普段足を組むかやその場の状況での判断が必要です。
姿勢から分かる心理状態
背筋を伸ばしている
- 自信を持っていることが多いです。
- 相手に好印象を与えようとする意識が働いている場合もあります。
猫背の姿勢
- 落ち込みや自信のなさを表していることがあります。
- 頭を下げている場合、心理的な疲労感やネガティブな感情を抱いている可能性があります。
体を傾ける
- 相手の話に興味を持っている場合、自然と体が相手に近づいたり、前のめりになったりします。
- 後ろに体を反らす姿勢は、相手に対して距離を置きたい心理を表していることがあります。
まとめ
しぐさから分かる心理状態は、日常のコミュニケーションで大いに役立つスキルです。
ただし、これらのサインは状況や文化的背景によって異なる解釈をされることもあります。
そのため、単一のしぐさだけで判断するのではなく、全体の文脈を考慮することが重要です。
今回の記事を参考に、ぜひ周りの人のしぐさを観察し、その背景にある心理状態を読み解いてみてください。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!
すいの一言
相手の変化に気づきサポートするためにも、感情を知りたい時だけでなく、普段の行動も意識して見てみてください!