こんなお悩み、ありませんか?
本を読みきれずに放置してしまう…
家事や片付けを始める気力が湧かない…
趣味や学びを始めても、途中でやる気がなくなってしまう…
何かを始めても続けられなかったり、始められなかったりすることありますよね?
そんなとき、心理学の力を借りてみるのはいかがでしょう。
最初の一歩だけ進めることで、行動が大きく変化していくかもしれません!
今回は、ツァイガルニク効果という心理現象を活用して、日常の悩みを楽に解決する方法をご紹介します。
ツァイガルニク効果とは
ツァイガルニク効果とは、「人は完了していない物事のほうが、完了した物事よりも記憶に残りやすい」という心理現象です。
レストランのウェイターの行動から発見された現象です。
ウェイターは、まだ対応していない注文は覚えているのに、対応が完了した注文は忘れてしまっていました。
日常での活用法
読書を継続し記憶に残す工夫
本を読んでも、途中でやめてしまったり、内容を忘れてしまったり、ということはありませんか?
次のようにツァイガルニク効果を使えば、読書を継続し、本の内容をより記憶に残すことができます!
本を読み終わる前に、あえて途中で区切る。
例えば、章の途中や、登場人物の重要な会話の直後にストップするのがおすすめです。
区切る際に「次、どうなるんだろう?」と気になるポイントを意識しておくと、脳がその情報を記憶に留めやすくなります。
読書が「未完のタスク」として脳に刻まれ、続きが気になって本の内容が深く記憶に残るようになります。
家事や片付けを楽に進める工夫
家事や片付けは、つい後回しにしがちなものですよね。
そんなときこそ次のようにツァイガルニク効果を活用してみましょう。
まず「1分だけやる」と決めてスタートする
例えば、テーブルの上の1つのアイテムを片付けるだけでOK。
途中で止めてもOKですが、実際には「もう少しだけやろうかな」と思えることが多く、気づけば部屋全体を片付けていることもあります。
「中途半端に残っている」という状態を気持ち悪く感じるので、最初の一歩さえ踏み出せば行動が続きやすくなります。
新しいスキルを効率よく習得する工夫
料理、楽器、スポーツなど、新しいスキルを学ぶときにも、次のようにこの効果を活かせます。
学びの途中で「できそうでできない状態」を意図的に作る
例えば、ギターの練習なら1曲を最後まで練習せずに途中でやめる、料理なら一部の手順を次回に回すなどしてみましょう。
この「未完了感」が次の練習や実践へのモチベーションを高めます!
趣味を長続きさせる工夫
趣味の時間にも次のようにこの効果をいかしましょう!
区切りがつく前に辞めて、楽しみを残す
例えば、絵を描くなら下描きだけして色塗りを翌日に回す、 編み物なら途中で編むのをやめて次回再開する楽しみを残すなどしてみましょう。
まとめ
ツァイガルニク効果は、物事を「終わらせない」ことで、モチベーションを高めたり記憶力を強化したりできる心理現象です。
今回紹介した活用法は、読書、家事、スキルアップといった日常生活のあらゆる場面で使えます。
少しずつ取り入れてみて、「未完了感」があなたの行動をどのように変えるのかを楽しんでください!
継続の前に、最初の行動のやる気が出ないという方は作業興奮を活用しましょう!
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!
すいの一言
子どもの頃ゲームは1時間と言われ、区切り悪くても辞めさせられて、うずうずしたりしましたね笑